「中国のサイバー攻撃続く」=安保から企業秘密まで―米情報長官

 【ワシントン時事】クラッパー米国家情報長官は10日、下院情報特別委員会に提出した準備書面で「中国は安全保障情報から企業秘密、知的財産まで米国の広範囲な権益を標的にし、サイバー攻撃を続けている」と明言した。

 クラッパー氏は、中国は高度な技術を用いずに標的にアクセスしていると分析。その上で「そうした洗練されていない脅威に対処し、中国のコストとリスクを高めることで、サイバー攻撃に一定の歯止めをかけられる」と述べた。

 中国による米国へのサイバー攻撃は、25日にホワイトハウスで行われる米中首脳会談の主要議題の一つと位置付けられている。