11日、シンガポールの投票所で投票後、手を振るリー・シェンロン首相(右)と首相の妻(AP=共同)
共同通信社

 【シンガポール共同】シンガポール議会(一院制、定数89)総選挙の投開票が11日行われ、独立以来、半世紀にわたり一党支配を続けてきた与党、人民行動党(PAP)が全議席の9割を超える少なくとも82議席を獲得し、勝利した。選管が暫定集計を発表した。リー・シェンロン首相は続投する。

 PAPはほとんどの選挙区で優位に戦いを進め、最大野党、労働者党(WP)との激戦が予想された東部の二つの集団選挙区も制した。全土の得票率も過去最悪だった前回2011年の60・1%から伸ばす勢いだ。

 リー氏は、世界有数の富裕国となったシンガポールの経済発展の「50年の実績」を強調。

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