先発の武藤がゴール演出も…マインツはシャルケに敗れて連勝止まる | ニコニコニュース

シャルケ戦に先発出場した武藤 [写真]=Bongarts/Getty Images
サッカーキング

 ブンデスリーガ第4節が13日に行われ、DF内田篤人が所属するシャルケと日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツが対戦した。武藤は1トップの位置で3試合連続の先発出場。内田は負傷の影響によりメンバー外となっている。

 前節のハノーファー戦で大勝を収めて連勝を飾ったマインツは、敵地で3連勝を目指す。一方、シャルケは前節のヴォルフスブルク戦で大敗を喫しており、ホームで流れを取り戻したいところだ。

 試合は開始早々に動きをみせる。4分、中盤左のマックス・マイヤーがスルーパスを出すと、ボールを受けたデニス・アオゴをピエール・ベングトソンが倒してしまう。エリア内か微妙なところだったが、主審はPKを指示。シャルケがビッグチャンスを掴んだ。キッカーのクラース・ヤン・フンテラールは右上にシュートを狙ったが、ここはGKロリス・カリウスが横っ飛びでセーブ。先制点とはならなかった。

 続く12分、右サイドを突破したフランコ・ディ・サントがふわりとしたクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだフンテラールがヘディングシュートを狙ったが、叩きつけたボールはDFがカバーに入って防いだ。

 一方のマインツも攻めに出る。16分、右サイドを突破した武藤がドリブルでエリア右横まで持ち込み鋭いクロスを入れる。しかし、ここは味方には合わずにDFがCKに逃れた。

 マインツはシャルケに押し込まれる時間が続いたが、武藤が粘りのディフェンスでチャンスを作る。32分、最終ラインのジョエル・マティプがボールを持つと、武藤がチェイシングでボールを奪う。武藤は右サイドからマイナスに折り返し、エリア内のユヌス・マッリがフリーでボールを受けたが、シュートはわずかに枠の左に外れてしまった。

 37分、遂に均衡が崩れる。シャルケが右CKを獲得すると、ヨハネス・ガイスのクロスを飛び込んだマティプがヘディングシュート。ボールはゴール左に決まり、ホームのシャルケが先制に成功した。

 しかし、マインツもすぐさま反撃に出る。42分、ハーフウェイライン付近でボールを奪うと、一気にショートカウンターを仕掛ける。ゴール前でボールを持ったダニー・ラッツァが、相手DFの裏に抜けだした武藤にスルーパスを供給。エリア内右でボールを受けた武藤が中央に折り返すと、ファーサイドのクリスティアン・クレメンスが左足でシュートを放った。ボールは右ポストに弾かれたが、こぼれ球をマッリが押し込んで、マインツが同点に追いついた。前半はシャルケがペースを握りながらも、1-1の同点で試合を折り返した。

 後半立ち上がりから再びシャルケが攻勢に出ると、61分に勝ち越しゴールが生まれる。最終ラインのマティプから前線に縦パスが入ると、シュテファン・ベルが触りきれなかったところをフンテラールが拾い、エリア内右に進入して右足シュート。これがゴール左下に決まり、シャルケが再びリードを奪った。

 63分、シャルケはエリック・マキシム・チュポ・モティングを下げ、レロイ・ザネを投入。一方、マインツはクレメンスに代えてパブロ・デ・ブラシスを投入した。

 追いつきたいマインツ。76分に左サイドでボールをもったマッリがエリア内にスルーパスを送る。エリア内左でボールを受けた武藤が角度のないところからシュートを狙ったが、ここはGKラルフ・フェアマンに防がれてしまった。

 終盤はマインツが攻めこむ場面もあったが同点ゴールは生まれず、シャルケが2-1でマインツを下した。なお、武藤はフル出場を果たしている。

 次節、シャルケは敵地でシュトゥットガルトと、マインツはホームでホッフェンハイムと対戦する。

【スコア】


シャルケ 2-1 マインツ

【得点者】


1-0 37分 ジョエル・マティプ(シャルケ)
1-1 42分 ユヌス・マッリ(マインツ)
2-1 61分 クラース・ヤン・フンテラール(シャルケ)