日経平均、298円安で取引終了・・・4日ぶり1万8000円割れ | ニコニコニュース

サーチナ

 14日の日経平均株価は前週末比298円52銭安の1万7965円70銭と3日続落して取引を終えた。中国経済に対する懸念が根強く、日経平均は朝高後に軟化した。日銀金融政策決定会合など重要イベントを前に前場は下げ止まったものの、上海総合指数の下落が重しになって日経平均は後場に下げ幅を拡大。終値としては4営業日ぶりに1万8000円を割り込んだ。

 個別では、安倍首相が携帯料金引き下げ検討を指示したと報じられ、NTTドコモ <9437> 、KDDI <9433> 、ソフトバンクグループ <9984> が急落。16年7月期で経常減益を見込んだエイチーム <3662> も売りが優勢となった。豪イクシスLNGプロジェクトの生産開始時期を先送りする国際石油開発帝石 <1605> も軟調。

 半面、15年7月中間期で営業益27.7%増の東京ドーム <9681> が買われた。国内証券による投資判断の引き上げが観測された川崎汽船 <9107> も堅調。16年4月期第1四半期で営業益8割増のザッパラス <3770> も物色された。UBS証券にポストトレード業務のユーティリティサービスを提供する野村総合研究所 <4307> も高い。(編集担当:宮川子平)