撃ちまくれば“カイ…カン!”なゲーム内最強ウェポン12選! | ニコニコニュース

『Gears of War』公式サイトより。
おたぽる

 機関銃を撃ちまくり、切れ味バツグンの剣で斬りまくる――。社会問題としての議論もいろいろあるところだが、銃を思いっきりブッぱなしたり刀を振り回したりする痛快な擬似体験はビデオゲームの最も大きな魅力のひとつであることは間違いない。また、架空の武器の凄まじい破壊力を味わえるのもゲームの世界ならではの醍醐味だ。アクションゲーム好きなら思わず快感を覚えてしまったゲーム内の武器がいくつか思い当たるのではないだろうか。

■プレイヤーに感動を与えてくれた攻撃アイテムの数々

 一般的な日本人にとっては本物の銃器には触れる機会さえないが、ゲームの世界ではインベーダーゲームの時代から砲撃や銃撃は主たる活動のひとつだろう。武器のタイプとスペックによって、様々な使用感と演出を何種類も用意している最近のFPSなどは感動的とさえ言えるレベルだ。

 そこで先頃、ニュース情報サイト「The Daily Dot」が、これまでビデオゲームに登場した武器の中でも特にプレイヤーに感動を与えてくれたウェポン12種類を挙げている。かつてハマったゲームの手に汗握る戦闘シーンの思い出がよみがえってくる武器はあるだろうか。

●ギャラルホルン
 昨年リリースされたばかりのオンラインFPS『Destiny(デスティニー)』に登場する、ゲーム内最強の火力を誇るロケットランチャーが「ギャラルホルン」だ。着弾時の爆発と爆風のド派手な演出でその凄まじい破壊力が表現されており、1発撃てばクセになるという声も。

●アサシンブレード
 シリーズ第1弾となる2007年の『アサシン クリード』から登場している暗殺用の隠しナイフがこの「アサシンブレード(Hidden Blade)」だ。手首の部分に収納された出し入れ自由なナイフで、不意打ちで急所を狙い一撃必殺をもくろむ近接攻撃用の武器である。

●ポータルガン
 アクションパズルゲーム『ポータル』に登場する壁や床などに時空の穴を開けるために用いられるガジェットで、ガンとはいっても攻撃するためのものではない。謎の研究室で目覚めた主人公となって、周囲を探索しパズルをひとつひとつ解きながら、さらに大きな謎の解明に挑む『ポータル』は海外で大ヒットした名作パズルゲームだ。

●ランサー(ランサーCOGアサルトライフル)
 Xbox 360用のサードパーソン・シューティングゲーム『Gears of War(ギアーズ・オブ・ウォー)』に登場する軍用ライフルがこのランサーCOGアサルトライフル、通称“ランサー”だ。ゴツい外観を見れは一目瞭然だが、なんと銃身の下部にチェーンソーが装備されており、接近戦では血しぶきが舞い上がるスプラッターな戦闘が繰り広げられること必至だ。

●エナジーソード
 2001年にシリーズ第1弾が発売されたXbox用、Xbox360用のFPS『HALO(ヘイロー)』に登場するのかこの「エナジーソード」だ。騎士道精神に富む階級の高いエリート兵士が好んで使う近接格闘用の武器である。

●バール
 1998年にリリースされたFPS『ハーフライフ((Half-Life)』で最初に手に入る攻撃用アイテムがバールだ。敵と闘うほかにも周囲の障害物を破壊したり、気味の悪い水中のヒルを一掃することにも重宝する。ここで挙げられた武器の中では最も平凡なアイテムだが意外にも痛快な使用感はプレイヤーの記憶に深く残る。

●バスターソード
『ファイナルファンタジーⅦ』の主人公であるクラウド・ストライフの愛用の剣が「バスターソード」だ。FFの世界観を象徴するアイテムでもあり、この剣に思い入れのあるFFファンは多いのではないだろうか。

●MP40
 第二次世界大戦で活躍したドイツのエルマベルケ社が1940年に開発した短機関銃が「MP40」だ。『メダル オブ オナー(Medal of Honor)』などをはじめとする第二次世界大戦を舞台にしたミリタリーFPSを中心に様々なタイトルに登場している実在の軍用サブマシンガンで、信頼性と評価は特に高く敗戦直前まで大量生産され総生産数は100万丁に達したという。

●BFG9000
 FPSの代名詞ともいえる『DOOM』に登場する最強の武器がこの「BFG9000」だ。緑色の巨大なプラズマ弾を発射する大ぶりな銃で、連射はできないものの一撃で周辺の敵を一掃する凄まじい破壊力を持っている。エネルギーを充填し過ぎると自爆しプレイヤーが即死してしまうことも。

●マスターソード
『ゼルダの伝説』に登場する聖なる剣が「マスターソード」だ。ラスボスを倒すためには必携のマスターソードだが、最強の剣というわけではない。しかしシリーズのほとんどのタイトルでストーリー上は最も重要な剣になっている。

●ムチ
 今や懐かしい『悪魔城ドラキュラ』の基本の攻撃用装備がムチだ。波打って威力が伝わるためコツを飲み込むことが必要だが、攻撃時間が長く複数の敵を一度に倒すことも可能だ。2009年に導入されたアーケード版の『悪魔城ドラキュラ THE ARCADE』ではムチ型のコントローラーを操って敵を倒すFPSとなってリメイクされた。

●ファイアフラワーとファイアボール
『スーパーマリオブラザーズ』で、スーパーマリオの状態でスーパーキノコの入ったブロックを叩くと出てくるのがファイアフラワーだ。これを取ると全身が燃えさかる“ファイアマリオ”になり、この状態でBボタンを押してファイアボールを投げることができる。ファイアボールが効かない敵もいるのだが、攻撃モードのマリオを大胆に操作できる痛快なひと時だ。

 以上、ここ30年のゲーム内ミリタリー事情を概観してみたが、このほかにも戦車や戦艦系のこだわりの兵装もあるだろう。もちろん、今後どんな武器がゲームの世界に登場してくるのか楽しみでもある。
(文/仲田しんじ)

【参考】

・The Daily Dot
http://www.dailydot.com/geek/most-iconic-weapons-video-game-history/