【ロンドン時事】国際決済銀行(BIS、本部スイス・バーゼル)が13日公表した四季報で、外国金融機関の新興国向け融資が2015年1〜3月期に前期比520億ドル(約6兆2700億円)減少していたことが分かった。前年同期比では0.5%の微増。中国やロシアなど、経済不振が続く新興国から資金が引き揚げられている実態が浮き彫りになった。

 BISによると、うち対中融資は前期比560億ドル減と2期連続のマイナスを記録。特に銀行向け融資が640億ドル減と落ち込みが際立った。前年同期比ではほぼ横ばいにとどまった。 

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