『インペリアル サガ』サントラ発売記念インタビュー 伊藤賢治氏らキーパーソンに、曲への思いや「いざゆけ!怪傑ロビン」制作秘話を聞いた | ニコニコニュース

文・取材:編集部 ロマンシング★嵯峨 、撮影:カメラマン 永山亘

●『サガ』らしい“ごった煮”感は『インサガ』サウンドでも健在!

 スクウェア・エニックスの『サガ』シリーズにとって、初のPCブラウザゲームとなる『インペリアル サガ』。本作の楽曲を収録した『インペリアル サガ オリジナル・サウンドトラック』が、2015年9月16日に発売される。

 このサントラの発売を記念し、ファミ通.comでは、作曲家の伊藤賢治氏と、スクウェア・エニックス 広野 啓氏、岩崎英則氏にインタビューを実施。作曲時の思い出や、まさかの歌入り曲「いざゆけ!怪傑ロビン」にまつわるエピソードなどを語っていただいた。


※岩崎さんの“崎”の字は、正しくは山へんに“竒”です。

【画像6点】「『インペリアル サガ』サントラ発売記念インタビュー 伊藤賢治氏らキーパーソンに、曲への思いや「いざゆけ!怪傑ロビン」制作秘話を聞いた」をファミ通.comで読む(※画像などが全てある完全版です)

インペリアル サガ オリジナル・サウンドトラック


2015年9月16日発売
2500円[税抜]
12cmCD 2枚組
作曲:伊藤賢治 / 成田勤
監修:伊藤賢治
発売元:株式会社スクウェア・エニックス
初回仕様:PCブラウザゲーム『インペリアル サガ』で使用可能なキャラクター「(将)ロビン」が入手できるキャンペーンコード封入

■左 スクウェア・エニックス 広野 啓氏


『インペリアル サガ』のプロデューサー。『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』のプロデューサーなども担当。

■中央 伊藤賢治氏


皆さんご存じ、数々の『サガ』シリーズの楽曲を手掛けてきた作曲家。愛称は“イトケン”。『インペリアル サガ』では作曲と監修を担当。

■右 スクウェア・エニックス 岩崎英則氏


『インペリアル サガ』の音楽ディレクターを務める。予算とスケジュールの管理、スタジオや編曲家の選定など、その仕事内容は多岐にわたる。

●クオリティと予算のバランスを取りながら

――2015年6月にサービスを開始した『インペリアル サガ』ですが、イトケンさんが本作の作曲を始めたのはいつごろのことですか?

伊藤 最初にお話をいただいたのは、もう1年以上前ですよね。

広野 去年の年明けくらいですね。1年半は経っている気がします。

伊藤 そうだ、去年のOne Night Re:Birth(※)のリハーサルの時に打ち合わせしたんですよ。


※2014年1月18日に開催された、『サガ』シリーズのライブイベント“One Night Re:Birth Again”。リポートは→こちら

広野 ああ、そうですね! スタジオにお伺いして、企画書と、デモを見ていただいて。

伊藤 まずはバトル曲を1曲作ってください、というお話でした。

広野 ゲームを制作するときは、まずデモを作るのですが、この試作版の評価がよくなければ、そのままお蔵入りしちゃうこともあるんです。でも、『インサガ』はぜったいに世に出したかったので、プリプロダクションの段階から、「イトケンさんの曲を入れたい!」と思って。そうして作っていただいたのが、中ボス曲の「激戦~Adel」です。

――最初に「激戦~Adel」を聞いたときの、開発スタッフの皆さんの感想は?

広野 これはキタな、と。勝ったな! と思いました(笑)。もう、この曲のおかげでこの企画を押し進められたという感じです。

――イトケンさんのパワーで、企画が通ったということですね! 岩崎さんは、その後から開発に参加されたのですか?

岩崎 僕は5月くらいからの参加でした。スタッフからは、「これだけ予算を用意したので、あとはよろしく」と言われました(笑)。すでに最初のバトル曲はできていて、聴かせていただいたときは「おおーっ、さすがイトケンさん」と思いましたね。それから、「じゃあ、ギターを生音にしましょうか?」、「誰にアレンジを頼みましょうか?」と、座組みを作っていきました。

伊藤 岩崎さんは、クオリティを下げずに、いかにコストダウンするかを、粘り強く計算してくれました。思った以上に大変なことだったと思いますよ。

岩崎 伊藤さんとは長いお付き合いなので、わりと意見をずけずけ言えるので、「これは生にしよう!」という話を、2、3日に1回くらいは電話で話していましたね。

伊藤 「ぜったい、生にしたほうがいいよね!」と結託して、「もうちょっと予算ください」って広野くんに伝えてみたり(笑)。

岩崎 “イトケンさんと同じ立場に立って、会社からお金をもらったほうがいいな”と思うときと、“スクウェア・エニックス側に立って、「伊藤さん、期日守ってください」”と言うべきときがあって、軸足をずらしながら進めていきました。

伊藤 岩崎さんに、予算とクオリティのバランス取りを任せられたので、僕はすごくやりやすかったです。

広野 僕たちも、岩崎さんがあいだに入ってくれて、とても助かりました。もちろん、音楽への熱い思いは、ほかのスタッフも持っているんですが、ずっと『サガ』の曲を作ってきた伊藤さんと、スクウェア・エニックスのサウンドのクオリティを守ってきた岩崎さんが参加してくれるのであれば、「僕らが言うことは何もない、安心だ」と。「やっぱり、このシーンにも曲をください」というお願いはしましたけど。

伊藤 追加の依頼はけっこうありましたよね(笑)。それも『サガ』らしいなとは思いましたが。

岩崎 曲数が増えていく中で、伊藤さんにどの順番で曲を書いていただくかは、いろいろと考えましたね。僕自身も作曲をするので、作曲時の心境はわかります。たとえば、ボス曲を書いた後に、またボス曲を書くというのは、ちょっとつらいですよね。ですので、求められている順番で作曲するよりは、モチベーションを優先して、曲を作る順番を入れ替えたりと、伊藤さんの気持ちに寄り添うことを意識しました。伊藤さんが、締切の日に別のことをしていても、「羽を伸ばしていただかないと、アイデアも降りてこないかな」と目をつぶったり(笑)。

伊藤 去年は、そんなに羽を伸ばしていないと思うんだけどなあ(笑)。でも、モチベーションを考えるというのは大事なことですよね。やることが積み重なって、どんどん肩の荷が重くなってしまうと、動きたくても動けなくなってしまったりするので。岩崎さんには、本当に助けられました。

●こんなに音楽が豪華なブラウザゲームはほかにない

――今回のサントラに収録されている楽曲について、詳しく伺いたいと思います。まずは「メインテーマ~光と闇~」ですが、これはオーケストラで収録した楽曲ですね。

伊藤 かなり気合を入れて作りました。ブラウザゲームじゃない『サガ』で流してもらってもいい、というつもりで書きましたよ。メインテーマは、自分が作曲で、編曲を亀岡夏海さんにお願いしたんです。その先はアレンジャーの方に任せたほうが、自分にはないものが加わって、『サガ』に新しい血が流れるんじゃないか、という期待を込めました。

広野 本当にすばらしいテーマ曲です。ホームページでこの曲を公開したときのお客さんの反応がものすごくて、パワーを感じました。こちらからは、“光と闇”という名前の通り、光と闇、どちらのルートを選ぶのか? というゲーム性を表現していただきたい、とお願いをしたのですが、見事に表現していただけました。

伊藤 『ロマサガ』の血を持っている作品なので、「オープニングタイトル」のバリエーションにはなるのですが、「ただのバリエーションにはしない!」、「いまのオリジナリティーを出そう」と、自分なりに出した結果が、この曲です。レコーディングでオーケストラの演奏を聴いた時は、我ながらゾクゾクしましたね。

岩崎 豪華なオーケストラでしたね。オーケストラは、日本のスタジオで録音する場合、ファーストヴァイオリンが8人いる“8型”が多いのですが、今回は「(もっと)いっときますか!」と、12型の構成で収録しました。実際、スタジオに奏者が入りきらなくて、扉を開けて収録しました(笑)。

伊藤 細かく言うと、ファースト12人、セカンド10人、ヴィオラ8人、チェロ6人、コントラバスが4人。ストリングスだけで40人もいました。

岩崎 12型ってなかなかやらないんですよ。ストリングスのコンマスを務めた今野均さんは、葉加瀬太郎さんや高嶋ちさ子さんともお仕事をされている方なのですが、12型での演奏を楽しんでくださっていました。

伊藤 いま振り返ると、『サガ』って恵まれていて、『ミンストレルソング』も12型だったんですよ。ストリングスのサウンドが豊かなんです。

――PCブラウザゲームで、ここまで本気で音楽を作っているゲームは、なかなかないと思います。

岩崎 パッケージゲームでも、なかなかないですね。12型にしようと決めたとき、イトケンさんも編曲の亀岡さんも「おお!」と顔色を変えていました(笑)。

伊藤 ちなみに、せっかくの12型なので、「この機会に!」と、メインテーマ以外の『サガ』の曲を何曲か収録したんです。今回のサントラには収録されていないので、早くどこかでお披露目したいんですが……。

岩崎 伊藤さん、出したくてウズウズしてますもんね?(笑)

伊藤 もう、いつでも。何ならいますぐにでも。だって、レコーディングしたの去年だぞ!(笑)

広野 僕らも使いたいんですよ。でも、ゲーム中どういう構成にして楽曲を使用すれば、いちばんいい形で聴いてもらえるか考えていますので、しばらくお時間がかかりそうです。

――続報を楽しみに待っています! 続いて、『インサガ』のバトル曲についてうかがいます。今回は書き下ろしのバトル曲がいくつもあって、しかも章が変わるごとにアレンジが変わりますよね。

伊藤 曲の骨格となるものを僕が作って、アレンジャーにそれぞれのシーンに合わせてアレンジしてもらう形をとっています。アレンジャーのアテンドは、岩崎さんにお任せしました。

――“Adel”、“HEROES”、“光ルート”、“闇ルート”の4種類のアレンジがありますが、Adelと光ルートを成田勤さん、HEROESを上倉紀行さん、闇ルートを弘田佳孝さんがアレンジしていますね。

岩崎 それぞれ、そういったアレンジが得意な方にお願いしているので、期待通りのものが上がってきましたね。

広野 ゲームを4章で構成することは当初から考えていたので、いわゆる“起承転結”と言いますか、時代が変わったことをアレンジによって伝えたいと思ったんです。曲の骨格はそのまま、章を越えるごとにどんどん新しい境地が拓かれていって、エンディングに向けて盛り上がっていくような。こちらの願いをすべて汲み取ってくださったものが上がってきたので、すごくありがたかったです。

伊藤 アレンジャーさんたちには、とにかく自分の色を出してほしい、とお願いしました。僕の作ったメロディーを、いいように料理してもらっていい、踏み台にして「オレの曲だ!」と言ってしまえるくらいアレンジしてもらって構わないから、と。

岩崎 最初は、遠慮してみんな似たようなアレンジになりかけてしまったので、「いや、もっと暴れていいよ」と。

――イトケンさんたちの後押しのおかげで、アレンジャー皆さんの個性が引き出された、と。

伊藤 闇ルートの曲なんて、弘田くんカラーがすごく出ていますよね。

岩崎 「闇の男」ですからね(笑)。弘田さんは『シャドウハーツ』シリーズの曲を担当されてきた方です。“光と闇”というサブタイトルを見た瞬間に、「闇のアレンジは弘田さんだな」って、すぐ僕の中に浮かびました。まさに期待通りでした。

――一方、成田さんアレンジの光ルートの曲は、まさに“光”という感じがします。

岩崎 ですよね。成田さんが解釈する光がまさにマッチしたと思います。そして上倉さんは、アッパーな曲を作るだろうということをなんとなくイメージしていたので、2章で流れる曲をアレンジしてもらうことにしました。1章の後に2章を遊んで、上倉さんアレンジの曲を聴くと、テンションが上がっていいだろうと思ったんです。

――ちなみに、闇ルートはまだ開発中とのことですが……。

広野 9月下旬の実装を目指しているところです。もっと早く闇ルートを登場させたかったのですが、濃い内容にしすぎちゃいまして……。ゲームよりひと足先に、サントラで闇ルートの曲を楽しんでいただければと思います。そして、闇ルートでは『サガフロ』のキャラクターが大活躍する予定なので、ご期待ください!

●河津さんが自分から歌詞を書いてきた!

――さて、今回のサントラに収録されている曲の中で、ファンの皆さんが「えっ!?」と驚いたに違いないものがあるのですが……「いざゆけ!怪傑ロビン」が収録されることになった経緯を教えてください。

伊藤 これ、たぶん、僕からだよね?

岩崎 そうです。オーケストラのレコーディングに関して、スクエニ側から演奏する曲の案を伊藤さんに渡したところ、全否定されたんですよ(笑)。「こういう曲より、こっちの曲をやりたい!」って(笑)。気がついたら、伊藤さんのテンションがどんどん上がっていって、「ロビンを歌にしたいんだけどさあ」と。最初は、オケなのになぜ歌を? と戸惑いました。でも、伊藤さんがやりたいことをよくよく聞くうちに、僕の中にもいろいろアイデアが出てきて。

伊藤 歌にできなかったらインストゥルメンタルにしよう、なんて話もありましたが、「やっぱり、歌にしたい」と。

岩崎 で、「歌詞はどうしよう?」と考えていたら、伊藤さんから「時田さんに書いてもらえないかな」と相談されて……。

伊藤 時田さんが作詞した、「心のたからばこ」(『チョコボレーシング』エンディング曲)はすごくいい歌詞だったので。時田さんは初代『サガ』に関わっていますから、『サガ』ファミリーのひとりですし。

岩崎 それで時田さんに聞いてみたところ、「いいよ」と快諾してもらえました。

広野 時田さんらしいですね。

岩崎 無事、時田さんに歌詞を書いていただいて、「いい歌詞だ、これで行こう!」となり、河津さんにも念のため見ていただこうと、歌詞を送ったら……河津さんから「僕も歌詞を書いてみました」と返事が。フル尺の歌詞が書いてあったんですよ(笑)。

――それはまさかの展開ですね!

岩崎 伊藤さんに「どうしましょう」と相談したら、「河津さんが自分から歌詞を書くということは、気持ちがそうとう『サガ』に入っているんじゃないの?」と言われて。その言葉を聴いて、「河津さんの思いを形にしないと」と思ったんですよね。そんなわけで、2バージョン作ることにしました。

――河津さんの歌詞のバージョンは、“マカロニver.”となっていますね。

岩崎 マカロニ・ウエスタン風のアレンジですね。ハーモニカやギターを加えることで、おもしろいアレンジになるな、と思いまして。

――アレンジの違いも気になりますが、歌い手さんのこともすごく気になります。杉田智和さんとKENNさんが歌っているなんて、本当に豪華ですよね。

伊藤 いやぁ、友だちでよかったな、と(笑)。それに尽きますね。

――おふたりとも『サガ』好きとして知られています。

伊藤 最初は、杉田くんにオファーしたんです。彼は確固たるポリシーを持っていて、歌手としての活動は積極的には行っていないんです。でも僕は「それでも歌ってほしいんだよ、ロビンで」とお願いして、「わかりました、『サガ』なら歌います」という感じで承諾してもらいました。

岩崎 でも、今回は2バージョンあるので、どちらも杉田さんに歌っていただくのは負担があるだろうと思い、もうひとり、どなたかに参加してもらえないかと考えまして。

伊藤 そこで「そうだ、KENNくんにお願いしよう」と思ったんです。KENNくんはもともとバンドをやっていたので歌もうまいですし。ロビンは、本物(息子)と偽物(父)がいるから、杉田君が父で、KENNくんが息子だったらピッタリかな、と。

――当初は、それぞれ違うバージョンを歌う予定だったのですね。ですが、完成した「いざゆけ!怪傑ロビン」は、どちらもおふたりのデュエット曲になっていますよね。

伊藤 最初にKENNくんの収録をしたのですが、KENNくんが息子ロビンのイメージをしっかり作ってくれたので、かっこよく録れたんですよ。で、つぎに親父ロビンの杉田くんの収録をしたんですが……ぜんぶ持っていっちゃったんです、杉田くんが(笑)。

岩崎 あれは持ってかれましたね(笑)。

伊藤 後日、それを聴いたKENNくんが、杉田くんのトラックを聴いて「ずるい! 歌い直します!!」と言って。その後、本当に歌い直したんですよ。

――歌詞にはない掛け声なども入っていて、おふたりの気合を感じます。

岩崎 途中のセリフは、時田さんが考えてくれたんですよ。

広野 ちなみに、時田さんが書いた歌詞には“スクリュードライバー”と“ライトニングピアス”という技名が入っているのですが、『インサガ』初期配信分には、その技を入れていなかったんです。でも、「この歌があるのならば、作らなければ!」となって、急きょ制作しました。急きょ制作と言えば……この曲をすごく気に入ったスクウェア・エニックスのアーティストが、勢い余ってアニメーションを作ったんですよ(笑)。

――先日公開されていたものですね。

広野 全部ひとりで作ったアニメーションです。すごいでしょ。

伊藤 もう、昔のスクウェアのノリだよね。楽しいから作っちゃおう、って。

岩崎 杉田さんにオファーして、さらにKENNさんにまでお願いすることになって、当初の予算はオーバー。でも僕も「もう行くところまで行っちゃえ」となりました(笑)。とにかく、お客さんがおもしろいと思うかどうかだから、突っ走ったほうがいいよねって。

伊藤 杉田くんもKENNくんも、愛をもって歌ってくれましたしね。KENNくんは「子どものころから(『サガ』が)好きだったので、改めてうれしいです!」と涙ぐみながら話してくれて。お願いしてよかったな、と思いました。

――皆さんの『サガ』愛や勢いが、このサントラに詰まっているのですね。では最後に、サントラの発売を楽しみにしているファンの皆様に、メッセージをいただけますでしょうか。

広野 ゲームをプレイしながら曲を聴いていただくのもいいのですが、耳だけで曲に没頭したい! という時に、このサントラを聴いて楽しんでもらえたらと思います。もちろん、ゲームも楽しんでいただきたいので、ぜひ一度プレイしてみてください。基本無料で遊べますので。よろしくお願いします。

岩崎 『サガ』新作曲ということで、伊藤さんもすごく力が入っていましたし、お金もかけて作ったので(笑)、ゴージャスなアルバムになりました。ゲームともども、ぜひよろしくお願いします。

伊藤 『サガ』の初期からあった、河津さんも言っていた“ごった煮感”が、すごく出ていると思います。歌入りのロビンの曲も含めてバラエティーがあって、いわゆる『サガ』らしさが満載です。新しい聴きかたを提示できるサントラができたと思っているので、今回の経験を踏まえて、『サガ』本編だったり、ほかの作品を展開していきたいと思っています。まずはそのスタート地点として、このサントラを楽しんでもらえたらうれしいです。

(C) 2014-2015 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI