日経平均、145円高と続伸・・・買い一巡後は伸び悩む | ニコニコニュース

 16日の日経平均株価は前日比145円12銭高の1万8171円60銭と続伸して取引を終えた。朝方は米国株高や円の下落を背景に買いが先行。午前10時すぎには上げ幅を260円超に拡大したが、上海総合指数がさえない動きとなったため日経平均は次第に伸び悩んだ。明晩の米国ではFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果公表を控えて積極的な動きはみられず、追加の手掛かり材料難で方向感の乏しい展開が続いた。

 個別では、15年9月中間期末に記念配当を含む26円の配当を実施すると発表したいちよし証券 <8624> が急伸。欧州系証券による強気リポートが観測されたPALTAC <8283> も高い。テレビ用IPS液晶パネル光配向露光装置を受注したブイ・テクノロジー <7717> も物色された。15年9月中間期の利益予想を上方修正したアクセル <6730> も堅調。

 半面、ファンコミュニケーションズ <2461> は8月度で2ケタ増収を達成したものの伸び率が前月度から鈍化したことが嫌気されて急落した。中間配当を無配に修正し、期末配当を未定とした日本車輌製造 <7102> も下落している。米アマゾンによるネットスーパー参入報道を受けて、セブン&アイ・ホールディングス <3382> 、イオン <8267> なども売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)