8月23日のぼやで、焦げたペットボトルなどが見つかったJR東日本の品川変電所=東京都品川区
共同通信社

 東京都内のJR施設で不審火が相次いだ事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された自称ミュージシャン野田伊佐也容疑者(42)が動機を「大量に電力を消費するJRが許せなかった」と供述し、複数の場所で放火したことをほのめかしていることが16日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁捜査1課は防犯カメラの画像や現場の遺留品を分析するなどして、慎重に裏付けを進める。野田容疑者は逮捕容疑となった品川変電所のぼやについて「やったことはやったが、業務妨害になるとは思っていない」と供述している。

 野田容疑者の自宅から可燃性とみられる液体の入ったボトルが見つかっていたことも判明。