TwitterとSquareの提携で、新たな政治献金の方法が生まれた | TechCrunch Japan

政治家候補への献金は、ドナルド・トランプの頭髪に関するジョークを140文字で発信するたけでよくなった。

Twitterは火曜日(米国時間9/15)、支払いサービスのSquareと提携してユーザーが政治家候補にツイートで寄付できるようにすると発表した 。候補者はSquare Cashを通じてアカウントを登録すれば、$Cashtagをツイートして支持者から寄付を募れるようになる。Twitter Square

新機能は火曜日の午前にスタートしたばかりだが、Twitterは公開前に全主要大統領候補者に会っている。これまでに9人の大統領候補と民主党全国委員会が参加した。バーニー・サンダースヒラリー・クリントンスコット・ウォーカージョン・ケーシックリック・サントラムボビー・ジンダルランド・ポールマイク・ハカビー、およびマルコ・ルビオの各氏がすでに寄付を求めるツイートを発信している。

有名どころでは、ジェブ・ブッシュとドナルド・トランプがサービス利用者のリストにない。彼らのキャンペーン陣営にコメントを求めたところ、すぐには回答がなかった。

2016年の大統領選挙は未だに一年以上先だが、キャンペーンは既に最高潮に達し候補者たちは党のトップ技術者の獲得を争っている。オバマ大統領が2008年と2012年にインターネットを使った草の根キャンペーン推進に成功して以来、多くの政治家はターゲットされたデジタル広告とオンライン寄付がホワイトハウス獲得の鍵だと信じている。

TwitterとSquareの提携は、オンラインキャンペーンの転換点と言える。もし今、マルコ・ルビオがディベートで優位な瞬間にあれば、彼の陣営は寄付を募るツイートを発信できる。メーリングリストよりずっと早く、キャンペーンのターゲット対象になっていない人々と有機的につながる可能性も高い。

この提携によって、キャンペーン陣営は初めてモバイル支払いの威力を真に役立てられ。Appleには、モバイルアプリが政治献金を求めてはいけないという厳格なルールがある。しかし、Twitter/Square提携によって、ユーザーはSquare Cashにリダイレクトされる。Square Cashは、出来の悪いキャンペーンサイトと異なりあらゆるモバイル端末で動作し、いかなるApple Storeルールや選挙資金法にも触れることはない。

Squareは各取引毎に1.9%の手数料を取り、これは企業がSquare Cashを使う場合の通常レートだ。Twitterが水曜日の共和党全国大会に先立ってサービスを公開したのは、ディベート等のライブイベントの最中には、政治に関するツイートが最も多く発信されるからだ。

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(翻訳:Nob Takahashi / facebook