埼玉県朝霞市で無職寺尾俊治さん(58)が殺害された事件で、殺人などの疑いで逮捕された県警浦和署の巡査部長中野翔太容疑者(31)が調べに対し、「金に困っていた」という趣旨の供述をしていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者らによると、妻子がいる中野容疑者には不倫相手がいたとされ、県警は不倫関係を続けるため必要な金を奪う目的で、寺尾さん宅に侵入した疑いもあるとみて、強盗殺人容疑を視野に調べを進めている。