16日、津波警報発令後、チリ中部バルパライソの高台に避難した住民ら(ロイター=共同)
共同通信社

 【リオデジャネイロ共同】米地質調査所(USGS)によると、チリ中部沖で16日午後7時54分(日本時間17日午前7時54分)ごろ、マグニチュード(M)8・3の地震があった。チリ当局は全土に津波警報を発令。中部コキンボで約4・5メートルの津波を観測するなど、各地で津波が起きた。地元メディアによると建物の崩壊などにより5人が死亡した。負傷者も出ている。

 米ハワイの太平洋津波警報センターはペルー、エクアドル、日本、ハワイにも津波が到達する可能性があるとしている。

 日本の気象庁は17日午前の記者会見で、日本に到達する場合、第1波は18日朝になる見込みだと発表した。