NEC、バックアップの複数拠点の集約と高速化を実現するストレージを発売 | ニコニコニュース

NECは9月17日、バックアップの複数拠点の集約を容易にする機能や大容量のバックアップ高速化する機能を搭載した「iStorage HSシリーズ(HYDRAstor)」の新製品「iStorage HS8-50」と「iStorage HS3-50」を販売開始した。

最小構成価格はいずれも税別でシングルノードモデルのiStorage HS3-50(8TB)が298万円から、スケールアウトモデルのiStorage HS8-50(12TB)が900万円から、増設ハイブリッドノードが2400万円、増設ストレージノードが1450万円。出荷日は10月30日を予定している。

iStorage HS8-50は従来機(iStorage HS8-40)比で処理性能2倍、最大構成時容量2.8倍、iStorage HS3-50は従来機(iStorage HS3-40)比で処理性能を1.5倍に向上させており、順次海外でも販売開始を予定している。

複数拠点からのバックアップを1カ所に集約可能にするバックアップシステムをプライベートクラウド型で構築する際に適したソフトウェア・オプション「High Speed Data Transfer option」」を「クラウドバックアップソリューション」として提供。同オプションは、バックアップ・サーバ側で重複排除を行って「iStorage HSシリーズ」専用の高速な通信方式を活用することで、回線コストおよびバックアップに必要な時間を大幅に削減する。

大容量データのフルバックアップの高速化を実現するオプション「Open Storage Suite Option」を「高速フルバックアップソリューション」として提供。Open Storage Suite Optionは、Symantecのバックアップ・ソフトウェア「NetBackup」とiStorage HSシリーズを連携させ、従来のフルバックアップ運用を変更することなく、初回のフルバックアップ以降は自動で差分データのみを転送し、「iStorage HSシリーズ」内で新たなフルバックアップを自動合成することで、高速なバックアップ運用を実現する。

両オプションの最小構成価格は338万円から(税別)で10月30日に出荷を予定している。