3人が転落死した川崎市の介護付き有料老人ホームと同じ系列の名古屋市の施設で昨年、男性職員が入所者の顔に大人用紙おむつを載せるいたずらをしていたことが16日、事業者への取材で分かった。名古屋市は先月、介護保険法に基づき施設を立ち入り調査。虐待行為に当たると判断し、施設側に改善を求めた。

 事業者の介護サービス大手「メッセージ」(岡山市)によると、名古屋市北区の「アミーユ大曽根」で昨年6月、20代の男性職員が入所者の顔におむつを載せた。おむつは未使用のもので、入所者が体調不良を訴えることはなかった。職員は「いたずらのつもりだった」と説明しているという。