環太平洋連携協定(TPP)交渉に参加する日米など12カ国が、9月末か10月初めに米国内で閣僚会合を開催する検討に入ったことが16日、分かった。週内に最終判断する方針。複数の交渉関係者が明らかにした。

 12カ国は7月末に米ハワイ州で閣僚会合を開き、大筋合意を目指したが、医薬品のデータ保護期間などをめぐって溝が埋まらず、決裂していた。残された課題は絞り込まれているが、いずれも参加国間の隔たりは大きく、閣僚会合の開催にこぎ着けられるかは微妙な情勢だ。

 交渉参加国が閣僚会合の開催を急ぐのは、主要参加国の一つであるカナダで10月19日に総選挙が予定されているため。

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