【ワシントン共同】米国の中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)は17日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、最大の焦点だった政策金利の引き上げを見送ることを決めた。世界経済の先行き不透明感が増す中、利上げで国際金融市場を混乱させるリスクを避ける必要があると判断。事実上のゼロ金利政策を維持した。リーマン・ショック後の危機対応で2008年12月に導入したゼロ金利の終了は、10月の次回FOMC以降に持ち越された。

 FOMC終了後の声明で明らかにした。9対1の賛成多数で利上げ見送りを決め、政策金利を年0~0・25%に据え置いた。

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