埼玉県熊谷市で計6人が殺害された事件で、関与を疑われているペルー人のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン容疑者(30)=住居侵入容疑で逮捕状=が16日に身柄を確保された際、包丁2本を所持していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。県警は事件現場の住宅から盗んだ可能性もあるとみて入手経路を捜査する。

 県警によると、ナカダ容疑者は、最初に起きた夫婦殺害事件前日の13日昼、熊谷市内で不審者として通報され、熊谷署で話を聴かれた際に刃物を持っていなかった。同日夕にナカダ容疑者とみられる外国人に話しかけられた住民も「凶器になるようなものはなかった」と証言。

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