安全保障関連法案は憲法違反だとして参院採決などの差し止めを求め提訴した三重県松阪市の山中光茂市長は18日の記者会見で「平和主義を徹底するという憲法の理念を、一政権が壊してしまうことの重みを国民全体であらためて考えないといけない」と述べ、法案への反対を呼び掛けた。

 提訴の狙いに関しては「この国の大きな節目であり、立法機関の在り方を問題提起した。これまで守ってきた平和の理念を次の世代に届けていきたい」と強調。

 訴訟は16日、山中氏1人で起こした。昨年から集団的自衛権行使に反対する運動を進め、集団訴訟も検討してきたが、会見では「原告団を広げていきたい」と意欲。

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