埼玉県熊谷市で14日と16日に小学生2人を含む計6人が殺害され、身柄を確保されたペルー人の関与が捜査されている事件について、警察庁の金高雅仁長官は17日の記者会見で、「非常に重い結果が生じている。教訓とすべきことがあったのかどうか、よく見ていきたい」と述べ、警察の対応を検証する考えを示した。

 金高長官は、埼玉県警が15日にペルー人の逮捕状を取った際、前日の夫婦殺害事件に関与している可能性を考慮していたと説明。機動隊員ら約80人で捜索に当たっていたといい、「県警は懸命に対応してきたと思うが、この種の事案を防ぐことができないかという観点から、よく事案を見てみたい」と話した。