韓国で生活する中国人が増えている=中国メディア | ニコニコニュース

サーチナ

 中国メディア・中国新聞網は17日、韓国在住の中国人が増加傾向で、今や在住外国人の2人に1人が中国人で、各地にチャイナタウンが形成されているとする、韓国・亜州経済中国語版の報道を伝えた。

 記事は、ソウル市広津区の紫陽洞が、10年ほど前までの金物商店や機械工業密集地から今や「リトルチャイナ」化し、600メートル足らずの通りに羊肉串焼きや火鍋などの“中国レストラン”が立ち並んでいると紹介。付近にある建国大学、漢陽大学、世宗大学などには中国人留学生が5000人近くいるほか、留学生以外にも現地で商売をする若い中国人も多いとした。

 そして、「韓国料理は辛くて口に合わないが、ここではさまざまな中国食品が手に入る。両替所や郵便局といった便利な施設も揃っていてとても便利」と上海からやってきた留学生が語ったこと、慶煕大学卒業後にロッテの関連会社に就職した元留学生の中国人も「前はほとんどの留学生が卒業後すぐに帰国していたが、最近では韓国に残る人が増えている」と紹介したことを伝えた。

 記事はまた、1969年に明洞にあった「漢城華僑中学」が移転して以降、中国系居住者が増えていった同市麻浦区の延南洞でも大量の中国レストランが密集、さらに「ほかの場所と違って、ここの『チャイナタウン』は韓国の若者に非常に喜ばれている」と紹介。「以前は中国レストランと聞くと汚い印象があったが、ここにあるレストランはとても清潔。そしてムードもある」とデートにやって来た韓国人男性が話したほか、江南区の人気スポット「カロスキル(街路樹通り)」に似ているとして「江北のカロスキル」と称する韓国人も多いとした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:(C)PaylessImages/123RF.COM。記事の内容とは関係ありません)