参院平和安全法制特別委員会の採決時の写真を1面で伝えた韓国各紙(共同)
共同通信社

 【北京、ソウル共同】中国、韓国各紙は18日、参院平和安全法制特別委員会で17日行われた安全保障関連法案の採決が大混乱する写真を1面に掲載し「日本が今日にも『戦争ができる国』になる」(韓国の東亜日報)などと伝えた。

 中国の京華時報は「罵声の中で強引に可決された」として「日本が平和憲法と専守防衛政策を放棄したことを意味する」と批判的に報じた。新京報は「大混乱の中、与党が数にものを言わせて採決を強行した」と伝えた。

 韓国では東亜日報などが、自民党議員のこぶしが民主党議員の顔面に当たっている写真に、自民党議員が「殴っている」との説明を付けて掲載。