これ……すごいおもしろい! 話題のブロックメイクRPG『ドラゴンクエストビルダーズ』を遊んでみた!【TGS2015】 | ニコニコニュース

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文・取材:編集部 コンタカオ

●短い試遊時間でも十分に伝わる“おもしろさ”!

 2015年9月17日(木)から9月20日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015(17 日・18日はビジネスデー)。同イベントの初日となる17日に、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンブースのステージで世界初公開された『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』のデモを、実際にこの手で触れることができたので、その印象をお伝えしよう。

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 PS4/PS3/PS Vita向けのタイトルとして、2016年1月28日に発売予定の『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』だが、大まかな内容はイベントのリポートで記している通り。

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 スタートはメルキドの跡地にある、小さな村。壁に穴ぼこの空いた家が、ぽつんと建っている。まずはここで、家の体裁を整えるために最低限必要な行動を学ぶことになる。それが、土のブロックを上下2段積んできれいに整える(壁を作る)、たいまつやたき火のような灯りを確保する、ドアを付けるという3点。すべて成功させれば、部屋が完成するというわけだ。


 これを理解したら、つぎは設計図を使って工房を建てるチャレンジに。地面に設計図を広げられるスペースを確保したら、ばさりと設計図を置く。何をどこに置けば完成するのか、ひと目でわかるうえに、立体的な設計図を見ることもできるので、非常に簡単。近くのボックスに入っている素材をピックアップして、設計図の通りに置けば完成だ。ブロックをリズミカルに置く動作が気持ちいい。つい置きすぎてしまうほど(?)操作がスムーズだ。この感覚は全体を通して一貫していて、サクサクと爽快に進められるよう、丁寧に作られていると感じた。

 基本を理解したところで、さっそくフィールドに出てみよう……と思ったのだが、気がつけば夕方となり、夜のとばりが下りた。最初の夜はおとなしくすることにして、作ったばかりの家にわらの寝床を敷いて就寝。ちなみに、HPは寝ると回復する模様。


 気持ちいい朝を迎えて、いざ冒険の旅へ! 地面をひのきの棒で掘ると土のブロックが手に入り、スライムを倒せば青い油が手に入り、果物も落ちている。ところどころに過去の痕跡を思わせるものが見つかったりするので、単調さは感じない。調子に乗ってうろうろしているうちに、パンの形をしたゲージが減って行くではないか。これが空腹度で、あまりにもお腹が空くとHPが減ってしまうようだ。先ほど手に入れた果物を食べて回復する。
 目指すは石でできた山。『DQ』シリーズにおいて決して立ち入ることのできなかった聖域……のような場所に、本作ではトントンと登れるのだ。とはいえ、やはり険しい岩山は、ジャンプだけでは上にたどり着けない。そこで活躍するのが、土のブロック。設置する面があればどこでも置けるので、階段代わりにして上へと進んでいく。着いた。頂上だ! 上から見渡すと、いまいるフィールドの広大さがわかりやすい。これ、全部進もうと思ったら、どれだけ時間がかかるだろう。高所なだけにキメラがふわふわと飛んでいるので、武器をどうのつるぎに変えてアタック! さすがにひのきの棒では倒しにくいのだ。キメラを倒したらアイテム“キメラのつばさ”をゲット。これを使えば拠点までワープできるとのこと。フィールドの広大さを考えると、かなり重要なアイテムになりそうだ。

 山を歩いていると、ふもとに一軒の朽ちかけた家を発見した。どうも誰かが作りかけで放置した拠点らしい。さっそくブロックを積んできれいに整えて、新たな拠点が完成! 山の探索時には、ここを中心に冒険するとしよう。ここにはとても重要そうなメッセージが残されていたが、これはこれから遊ぶ人のためにも秘密にしておこう。


 そういえば、探索中に洞窟らしき穴を見つけたんだった。さっそく向かってみると、洞窟発見。たいまつを明かりにして、そっと中に入ってみると……複数のドラキーが宝箱の周りを飛んでいるではないか。これはきっと、貴重なアイテムを守っているに違いない。なんとかすべてのドラキーを倒して宝箱を開けると、中に入っていたのは“いのちのきのみ”! これで主人公のHPがアップする。しかし、偶然に洞窟を見つけたからいいものの、ずっと気づかないこともありそう。石を砕いてアイテムにできるおおきづちを使って掘り進んでいけば、どこかで見つけられるかもしれないが。
 そうだ! どこかに集落があるはずだ……探そうと思ったところでタイムアップ。短い試遊時間では、とてもじゃないが探索しつくせない。イベントで見せてくれた、超高いところまで続く階段も作りたかったのだが、ここはガマンしよう。あまり探してしまうと、あとの楽しみが薄れてしまう。
 いわゆるサンドボックスゲームであることは間違いないが、グラフィックが醸し出すあたたかさ、何かありそうなストーリーを想起させる数々の仕掛けなど、随所に『ドラゴンクエスト』らしさを感じさせてくれる作品だ。先を知りたくなるし、いろいろな建物を作りたくなるし、とてもじゃないが全体のボリュームもまったくつかめない。もしかしたら、この『ドラゴンクエストビルダーズ』はとてつもないゲームになるかもしれない。まだまだわからない要素がたくさんあるが、そう期待させるには十分な体験が楽しめた。うん、素直に楽しみだ!

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