「宮崎キャビア事業協同組合」が販売する宮崎県産キャビア
共同通信社

 政府が国産キャビアの海外輸出を18日付で解禁することが17日分かった。キャビアが採れるチョウザメは絶滅の恐れから国際取引が制限され、これまで輸出できなかったが、生産に力を入れている宮崎県の要望を受け、輸出に必要な国際ルールを整備した。業者の準備が順調に進めば、来年度にも第1号が輸出される見込みだ。経済産業省などが18日発表する。

 キャビアは塩漬けされたチョウザメの卵で、世界三大珍味の一つ。ロシアやイランが主な産地だが、国内でも養殖技術の研究が進み、岐阜、岡山、広島などの業者が生産、販売している。宮崎県では、いち早く量産体制を確立し、人気を集めている。

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