JR東日本が10月から優先席の窓に張る予定のステッカーのデザイン
共同通信社

 JR東日本や関東甲信越・東北の私鉄、地下鉄など計37の鉄道事業者は17日、列車の優先席付近では携帯電話の電源を切るよう求めていたマナーを10月1日から緩和し、「混雑時」に限定すると発表した。「混雑」は体同士が触れ合う程度としている。

 マナーは、携帯の電波が心臓ペースメーカーなど医療機器に影響を及ぼす恐れがあるとして導入している。総務省が2013年、携帯から離すべき距離の指針を短縮したことや、スマートフォンの普及で、通話だけでなくインターネット利用が増えたことも踏まえ、緩和した。

 各社は、ステッカーや車内放送などを通じて周知する。