「ライチ☆光クラブ」映画化ヒロインに中条あやみ!特報も完成 | ニコニコニュース

「ライチ☆光クラブ」カノン役の中条あやみ
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漫画家・古屋兎丸氏のコミックを実写映画化した「ライチ☆光クラブ」のヒロイン・カノンを、モデルで女優の中条あやみが演じることがわかった。中条は、今作のワールドプレミア上映が行われる第20回釜山国際映画祭(10月1~10日開催)のオープニングセレモニーに参加し、レッドカーペットを歩くことが決定している。

【動画】「ライチ☆光クラブ」特報

映画は、醜い大人になることを拒んだ、美しい9人の少年たちが作り上げた組織「光クラブ」で繰り広げられる、残酷な愛憎と裏切りの物語。原作コミックは、その独創的な世界観と圧倒的な画力で支持されている。中条扮するカノンは、光クラブに連れ去られ、少年たちに女神とあがめられる美少女という役どころだ。

中条は、「不思議な魅力を放つ"カノン"というキャラクターに共感できる部分もあり、また憧れも感じて、この役を演じたいと強く思いました」と意気込みを語っている。しかし、真冬の廃工場での撮影は厳しさを極め、「ストーブをつけることが出来ず、 薄暗く、暖も行き届かない工場の中は、監獄のようでした(笑)」と振り返った。

メガホンをとった内藤瑛亮監督は、「少年たちから『偶像』であることを強いられる美の象徴"カノン"というキャラクターを、意志の強い生身の少女として描くことが僕のテーマでした」といい、「中条さんは、その2つの要素(美しさと意志の強さ)を併せもっていて、カノンをいま演じられるのは彼女しかいなかった」と起用理由を明かす。一方、原作者の古屋氏は、「彼女は美しいだけではなく芯が強く、あどけない純粋なカノンを演じ切ってくれました」と絶賛のコメントを寄せている。

今作には、原作コミックの前日譚として描かれた「ぼくらの☆ひかりクラブ」のエピソードも盛り込まれるといい、公開された特報映像には「ぼくらの☆ひかりクラブ」を思わせるシーンが多く登場する。狂気じみた少年たちの組織と、不気味な秘密基地、捕らえられたカノンや、仲間同士での殴り合い、血に染まったスプーンなどが象徴的に描かれ、これから巻き起こる惨劇を予感させる仕上がりとなっている。

「ライチ☆光クラブ」は、野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗をはじめ、池田純矢、松田凌、戸塚純貴ら、若手注目俳優がそろって出演する。2016年に東京・新宿バルト9ほか全国で公開。