麻生太郎財務相は18日の閣議後記者会見で、消費税率引き上げの負担軽減策として、財務省が与党に示した還付制度案が批判されていることに対し「代替案を示さないといけない」と述べ、批判一辺倒の議論に不快感を示した。

 麻生財務相は「これ(還付案)にこだわるつもりは全然ない」と強調。ただ、財務省から自主的に修正案を出す可能性に関しては「具合が悪いなら自分らで考えればいい」と否定した。

 一方、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを見送ったことをめぐり麻生財務相は、トルコで今月上旬に開かれた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での新興国などの反応が「それなりの影響を与えた」との見方を示した。