『FFXIV』これなら初心者も「耐えてみせられる!」はず!? バトルチャレンジ“真ラーヴァナ討滅戦”リポート【TGS2015】  | ニコニコニュース

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文・取材:ライター 奥村キスコ 、撮影:編集部 小山太輔

●あちこちに響き渡る「チャンドラハース」の雄叫び

 2015年9月20日(日)まで、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2015。そのスクウェア・エニックスブースで催されている『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FFXIV』)のバトルチャレンジ“真ラーヴァナ討滅戦”の模様をお届けする。19日、20日のプレイの参考になれば幸いだ。

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 バトルチャレンジ“真ラーヴァナ討滅戦”は、『蒼天のイシュガルド』のストーリーで対峙する武神ラーヴァナに、8人パーティで戦いを挑むもの。パーティ全体の攻撃力が問われるフェイズあり、ステージから落下する攻撃ありと、バトルにおけるさまざまな要素が詰まっている。これを制限時間内に見事制したパーティメンバーには、特製の“I BEAT RAVANA Tシャツ”が贈られるのだ。

 記者が挑戦したのは、ビジネスデイ2日目、18日のこと。待機列は『FFXIV』経験者と未プレイ初心者の優先レーンに分けられ、並ぶ際にどちらかを自己申告することになっている。未プレイ初心者が含まれていれば、1グループにつき未プレイの人を含めて最大4人までが優先レーンを活用できる仕組み。その後レーンは合流し、経験者と未プレイ初心者が混ざってパーティが組まれるようになっていた。

 今回いっしょのパーティになったのは、腕に覚えのある男性や、『蒼天のイシュガルド』以降の物語を追えていてないと言っていた男性、そして記者を含めた経験者5人。ここに、これまで『FFXIV』に一度も触れたことがない、まったくの初心者だという3人の女性たちが加わった。「みんなで楽しくプレイできればいい」と謙虚な姿勢の経験者に対し、「やるからにはTシャツをゲットしたい」と意気込む初心者の皆さん。なんだか立場が逆転しているような、楽しげな面々だ。

 チャレンジの前にはスタッフの方から攻略方法が、図を用いて懇切丁寧にレクチャーされ、初心者の人数を考慮したパーティ編成のアドバイスがもらえる。通常はタンクふたり、ヒーラーふたり、DPS4人の8人がジョブの被りなしで編成されるところ、「初心者のいるパーティは、途中で飛来する蝶の群れを倒しきれなくて壊滅するケースが多い」という前日の教訓により、我々の場合はタンクとヒーラーをそれぞれひとりずつにし、パーティー全体攻撃力を底上げするためにDPSを6人にするという編成となった。そのうえで、経験者がなるべくDPSを担う形で、それぞれ好きなジョブを選んでいった。

 初心者のうちのひとりは忍者を選んだようで、スタッフから「この順番でくり返しボタンを押せば勝率アップ」とひと言添えられて、あらかじめセットされたクロスホットバーの図解シートを渡されていた。しかし、そもそもクロスホットバーの操作がわからないということだったので、開始前に与えられたセッティング時間に周囲のスタッフや経験者がフォローするなどして、わからないところをひとつずつクリアしていった。もちろん、このセッティング時間に経験者は、自分好みにHUDを調整したり、アクションの入れ替えを行える。

 リーダーがコンテンツファインダーに申請し、全員が真ラーヴァナ討滅戦に突入。蝶の群れの殲滅はとりわけ注意されていたのでクリアできたが、全体の吹き飛ばし攻撃である“チャンドラハース”後に半分のプレイヤーが倒れ、立て直しが効かず惜しくも全滅。しかし、制限時間は15分あるので、そのあいだならリトライが可能なのだ。

 速攻で第2回戦がスタートし、初心者の皆さんの立ち回りも先ほどよりしっかりしている模様。各自が自分の受け持ちをまっとうして今度は見事クリアー! 2度戦闘をしたわけだが、気がづけば誰もステージから落ちていないという快挙(?)。全員満面の笑みでTシャツをゲットできた。なお、討滅成功の証に、記念写真が撮影され、ブースの壁に映しだされるサービスもある。

 というわけで、まったく『FFXIV』をしたことがない初心者でも、楽しくTシャツをお土産にできるバトルチャレンジ“真ラーヴァナ討滅戦”。混雑必至の人気イベントだが、ぜひこの機会にチャレンジしてソンはないと思う。

 ちなみに、ここからは経験者向けに補足の説明を。今回のバトルチャレンジで挑むラーヴァナは、イベント用に調整が加えられた真ラーヴァナの特別バージョン。ゲームではレベル54以上のプレイヤーで挑むコンテンツだが、こちらはそれよりも敵のレベル設定をやや低くしているのだそうだ。そのうえ、装備のアイテムレベルは200。つまり、全身がアラガントームストーン:禁書レベルとなる。本気を出したらラーヴァナなどボッコボコ。気軽に挑めるぶん、初心者が同じパーティにいたら、どうか優しく手を差し伸べてあげてほしい。自宅で待機している皆さんのワールドにグゥーブーイヤリングが届けられるかどうかもかかっている。