野村周平、古川雄輝、間宮祥太朗ら旬の若手俳優の競演が話題を集める映画「ライチ☆光クラブ」のヒロイン・カノン役が、現役Seventeenモデルとして数々のCMに出演中の注目の美少女・中条あやみに決定したことが分かった。
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ことし4月からオンエア中の花王「メリットピュアン」、大塚製薬「ポカリスエット」のCMなどで、「あの美少女は誰？」と一躍注目を集めた中条が、少年たちの“女神”として捕われる美少女・カノン役を務める。
中条は「ミスセブンティーン2011」のグランプリを受賞して芸能界デビューし、今も現役のSeventeenモデル。女優としての活動は、'12年に「黒の女教師」(TBS系)からスタートし、同年公開の映画「劇場版 零～ゼロ～」では映画初主演を務めるなど、活躍が期待される美少女の一人だ。
映画は、14歳の少年たちの思春期の“自我の芽生え”をテーマにした人気漫画家・古屋兎丸のロングセラーコミックの映画化。原作の古屋氏は「『何てきれいな子なの…』という雷蔵のせりふを裏切らない絶対的美少女です。彼女は美しいだけではなく芯が強く、あどけない純粋なカノンを演じ切ってくれました」と太鼓判を押した。
内藤瑛亮監督は「この映画で、少年たちから『偶像』であることを強いられる美の象徴“カノン”というキャラクターを、意志の強い生身の少女として描くことが僕のテーマでした。中条さんは、その2つの要素(美しさと意志の強さ)を併せ持っていて、カノンを今演じられるのは彼女しかいなかった」と、そろって大絶賛した。
また、本作は中条にとって現役高校生として最後に出演した映画作品となり、本人も「監獄のようだった」と語るほど過酷な撮影が行われた。それもそのはず、12月の富士山の麓の廃工場での撮影では、極寒の中クレーンにつるされ、水に沈められるシーンに挑んだそう。
内藤監督は「極寒の季節に富士山の麓の廃工場にこもって、期間中毎日、長時間行われた撮影は、体力的にも過酷な撮影でしたが、一切弱音を吐かないタフさに感心しました」と、そのアンニュイな美しさからは推察できないタフさに驚いていた。
そして、現地日程で10月1日(木)から10月10日(土)まで韓国で開催される「第20回釜山国際映画祭」のオープニングセレモニーと、レッドカーペットに他のキャストに先駆けて中条の参加が決定した。
ことしで20周年を迎える釜山国際映画祭は、世界各国から集まった映画作品が多数上映される他、マーケットも開催されるアジア最大級の国際映画祭。昨年は、日本を代表する俳優の渡辺謙が日本人として初めて司会者を務めたことでも話題になった。
映画「ライチ☆光クラブ」は、過去の日本映画では「凶悪」('13年公開)、「渇き。」('14年公開)なども招待された「ミッドナイト・パッション部門」での上映が決定しており、本映画祭での上映が“ワールドプレミア上映”となる。