放置は禁物!生理7日後のお腹の痛み…「排卵痛と不正出血」対応策 | ニコニコニュース

美レンジャー

生理が終わって1週間くらいするとなんだかお腹が痛い、ちょっと出血しているなんてことありませんか? 排卵日にともない様々な不調を感じる人は多いと思います。しかし、それを放っておくと不妊症を招く可能性もあります。妊活中の方や将来妊娠を考えている人は、気付いた時に早めに治すことをお勧めします。

今回は東洋医学の観点から、国際中医師である著者が排卵痛と排卵出血について解説したいと思います。

■排卵痛と排卵出血の理由

女性は月に一度、排卵します。排卵とは、卵子を包んでいる卵胞が破けてから卵子が腹腔内に出て行くことを指します。卵子は、生理の時から成長を始め大体14日程度で直径2センチになり成熟します。

この卵胞が成長する過程で腹膜を刺激したり、卵胞が裂け、卵子が飛び出る時の出血が腹膜を刺激することでチクチクと下腹部が痛むことがあります。また、卵胞が裂けた時やその傷が痛みや出血の原因にもなります。しかし、健康な状態で痛みや出血を起こすことは、あまりありません。

■東洋医学から見た原因となる体質2つ

(1)気虚(ききょ)

気虚とは、疲労感があったり、朝だるかったり、疲れやすかったり……。また冷えやすかったり、新陳代謝が悪かったり、喉などの粘膜が弱かったりすることを指します。

東洋医学では、気虚は出血しやすい、シクシクと痛む性質があると考えられています。

(2)気滞(きたい)と瘀血(おけつ)

気滞は、ストレスがたまると気の巡りが悪くなり、お腹が張ったり背中が張ったりすることを指します。瘀血は、デスクワークの連続や運動不足、冷えにより足の付け根に痛みを生じたり、肩こり・頭痛を感じたり、生理の時に血の塊が出るようなことを指します。

東洋医学では、瘀血はチクチクとした移動しない痛みがあると考えられています。

■東洋医学で考える不妊治療(周期療法について)

妊活する皆さんは、基礎体温をつけると思います。その基礎体温には、気虚や気滞、瘀血が影響します。ここでは、どのように影響するか解説したいと思います。

(1)気虚は、高温期が短くなったり低くなったりします。また、高温期の最後のあたりから少し出血することもあります。また、生理の出血がなかなか引かず10日くらいかかることもあります。

気虚の対策としては、早く寝ること、ミネラルを多く含む食材や高タンパク低脂質の食材を摂取することがオススメです。

(2)気滞や瘀血は、低温期から高温期まで上がるのに時間がかり排卵に支障がでたり、生理が遅れて来たり、生理痛がひどかったりします。また、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫やチョコレート嚢腫の原因にもなったりして妊娠を妨げることがあります。

気滞や瘀血の対策としては、肩甲骨や股関節の柔軟や下半身の筋力をつけること、自分が心から楽しめることに熱中してストレスをとってあげることなどがオススメです。

女性は体の状態を知るために基礎体温がとても役に立ちます。体を整えたい人はぜひ基礎体温をチェックしてみてくださいね。

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