安全保障関連法が成立した19日、国会前には午後も数百人が集まり、学生や会社員らが「賛成議員を落選させよう」「法律は使わせない」などと、今後も抗議を続けていく考えを示した。

 個人で加わった人も多く複数の参加者は「自然発生的に集まった」と話した。持ち込んだ拡声器を回して、それぞれが法律の内容や採決過程の疑問点を訴え、「さようなら安倍政権」などと声を合わせる場面もあった。

 妻と4カ月の長男と一緒にいた相模原市の介護業伊藤隆さん(35)は「戦争をさせないために昔から守ってきたものが壊されてしまい、許せないという思いだ。法律を使わせないよう抵抗したい」と話した。