敬老の日を前に総務省が20日発表した人口推計によると、15日時点で65歳以上の高齢者は前年に比べて89万人増の3384万人だった。総人口に占める割合は0・8ポイント増の26・7%で、人数、割合ともに過去最高を更新。このうち80歳以上は38万人増の1002万人(総人口の7・9%)となり、初めて1千万人を超えた。

 65歳以上の割合は、国立社会保障・人口問題研究所の推計で2040年に36・1%に達する見込みで、社会保障費の膨張への対応が急務となっている。現段階で欧米主要7カ国と比較しても日本が最も高く、イタリアの22・4%、ドイツの21・2%などを上回った。