自宅で4歳の息子を殴り死なせたとして、北海道警手稲署は20日、傷害致死の疑いで札幌市手稲区新発寒七条、自営業宮北明容疑者(24)を逮捕した。容疑を認め「いらついていた」と話しているという。

 息子の体には古いあざが複数あり、同署は以前から虐待していた可能性もあるとみて調べている。

 逮捕容疑は17日午前1時半ごろ、自宅で長男海人君の腹を殴り、出血性ショックで死亡させた疑い。

 同署によると、同2時ごろに妻が「息子が息をしていない」と119番。海人君は病院に運ばれたが、死亡が確認された。

 海人君は妻の子で、宮北容疑者には妻との間に生まれた3カ月の娘がいる。妻は同容疑者の暴行について「しつけの範囲内だと思っていた」などと話しているという。