マイナビスチューデント

皆さんは小説を読むのが好きですか? 「○○の100冊」なんて企画がよくありますが、その中の何冊ぐらいを読んでいますか? 今回は読まなくても分かるように、その小説の内容を要約して紹介するという無茶な企画です。

社会人男女92人に「あなたが読んだ小説を、読んだことがない人にも分かるように要約してください」というアンケートを行いました。まるで大喜利のお題のようですが(笑)、回答をピックアップしてご紹介します。

●『海底二万里』ジュール・ヴェルヌ


ネモ船長のノーチラス号に乗って海の中を冒険する。(51歳男性/団体・公益法人・官公庁/その他)

●『人間失格』太宰治


人生に失敗する。モテモテでも自堕落にしてると駄目になるよね。(36歳男性/機械・精密機器/営業職)

●『われはロボット』アイザック・アシモフ


ロボットが守るべき三原則が書かれている。

●『時をかける少女』筒井康隆


タイム・リープしてきた未来人を好きになると切ないことになります。(24歳女性/食品・飲料/専門職)

●『冷血』トルーマン・カポーティ


1959年に実際に起こった殺人事件を徹底的に取材して再現。(36歳男性/運輸・倉庫/その他)

●『長距離走者の孤独』アラン・シリトー 


ゴールラインは踏まない。なぜなら腹が立つから。(40歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)

●『クマのプーさん』A・A・ミルン


登場するキャラはみんなかわいいけどばかばっか(笑)。(27歳女性/情報・IT/技術職)

●『蟹工船』小林多喜二


カニ漁はつらい! ストもつらい!(49歳男性/人材派遣・人材紹介/その他)

●『少年探偵団』江戸川乱歩


本当の怪人二十面相が登場。最後はアジトもろとも大爆発。(33歳男性/小売店/販売職・サービス系)

●『火曜クラブ』アガサ・クリスティ


全部ばあさんが解決する。(29歳男性/情報・IT/技術職)

●『八つ墓村』横溝正史


金田一耕助は名探偵なのに基本見てるだけです。(56歳男性/医療・福祉/専門職)

●『火花』又吉直樹


笑いを追求し続けると廃人っぽくなる。(32歳女性/マスコミ・広告/クリエイティブ職)

●『竜馬がゆく』司馬遼太郎


子供のころ鼻ったらしでも頑張れば日本を改革できます。(30歳男性/小売店/事務系専門職)

●『ABC殺人事件』アガサ・クリスティ


名前にAが付く人、Bが付く人、Cが付く人と順番に殺されていくが、ポアロさんが真相を見抜いて無事解決する。(28歳女性/金融・証券/営業職)

●『指輪物語』トールキン


魔法使いの頼みを聞いたばっかりにひどい目に遭った。あいつが自分で捨てれば良かったんじゃね。(26歳男性/農林・水産/技術職)

●『舞姫』森鴎外


ドイツに留学して彼女ができた。帰国することになったら彼女がおかしくなった。(23歳男性/運輸・倉庫/その他)

●『吾輩は猫である』夏目漱石


終始ネコ目線。(25歳女性/情報・IT/クリエイティブ職)

●『坊っちゃん』夏目漱石


松山の学校の先生になってみたら田舎もんばっかでめっちゃ腹立つ。いいのは温泉だけ。(24歳男性/ソフトウェア/その他)

●『怒りの葡萄』ジョン・スタインベック


大恐慌で貧乏になった農民一家がカリフォルニアに逃げ出す話。(27歳女性/学校・教育関連/その他)

●『秘密』東野圭吾


事故で死んだ妻と生きてる娘がごっちゃになる。(34歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)
ずいぶん「どうかなぁ」と思わされる要約がありましたが、いかがだったでしょうか。小説は読み手によって印象が変わるものです。各人が印象に残った点を中心にその小説を要約すると……このようになるのかもしれませんね。

(高橋モータース@dcp)