イラン大統領、核合意履行へ意欲=IAEA事務局長、軍事施設訪問

 【カイロ時事】イランからの報道によると、ロウハニ大統領は20日、首都テヘランを訪問した国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長と会談した。大統領はこの中で、核問題をめぐる欧米側との最終合意について、履行への意欲を改めて強調した。

 大統領はその上で、合意の履行状況について、IAEAが欧米側の行動も含めて公正に検証するよう要請した。天野事務局長は、イランとIAEAの協力拡大に満足の意を表明した。ロイター通信は、天野氏が核兵器関連の起爆実験が行われた疑いがあるテヘラン郊外のパルチン軍事施設を訪れたと報じた。