兵庫県姫路市の国宝姫路城に１９日、飛行中のドローンが衝突し大天守の窓枠に擦り傷ができた事件で、北九州市に住む会社役員の男性（４９）が２０日午前、京都市内の警察署に「私がやった」と名乗り出た。兵庫県警は、文化財保護法違反や姫路市の姫路城管理条例違反などの疑いもあるとみて、任意で事情を聴いている。

　県警によると、男性は、写真を雑誌に掲載するため、以前から各地の世界文化遺産などをドローンで撮影していたと話しているという。

　男性は１９日午前６時５分ごろから撮影のため１人でドローンを操縦。途中で見えなくなり捜したが見つからなかったため、その場を立ち去った。２０日朝にニュースで知り、名乗り出たという。