大分市で街頭演説する民主党の岡田代表=21日午後
共同通信社

 民主党は大型連休中も幹部が各地で街頭演説し、安全保障関連法廃止の訴えを強めた。岡田克也代表は21日、大分市で「採決強行によって民主主義が大きく傷ついた」と安倍政権の政治手法を批判。追及の手を緩めず反対世論の持続を狙う。秋に見込まれる臨時国会や来年夏の参院選に向け、野党連携も模索する。

 岡田氏は「安倍晋三首相は、連休が過ぎれば国民が忘れるとゴルフをしているかもしれないが、絶対に忘れてはいけない」と聴衆に呼び掛けた。

 演説に先立つ記者会見で「危機感を持つ国民は多い」と強調。法廃止を求める野党勢力を参院選で伸ばし、参院の過半数獲得を目指すとした。