安倍晋三首相は21日、10月上旬に行う内閣改造で、石破茂地方創生担当相、甘利明経済財政担当相、岸田文雄外相を留任させる方針を固めた。併せて行う自民党役員人事では、谷垣禎一幹事長、二階俊博総務会長を続投させる考え。内閣や党執行部の骨格を維持し、経済最優先で政権運営に当たる。

 首相は2012年12月から政権を担って21日で1000日目を迎えたことについて、「あっという間の1000日だった。これからも一日一日大切に、全力で強い経済をつくっていくために頑張っていきたい」と述べた。静養先の山梨県鳴沢村で記者団に語った。

 首相は26日から1週間程度予定する訪米から帰国した後、10月5日の週に内閣改造を行う考え。内閣の要である菅義偉官房長官と、盟友の麻生太郎副総理兼財務相を留任させる意向を既に固めている。