堺市は21日、100世帯分の氏名や住所、世帯人数などの個人情報が記載された国勢調査用の書類を、調査の指導員で上下水道局経営企画課の男性主査(34)が、泥酔した状態で一時紛失したと発表した。

 市によると主査は当初、「19日午前2時ごろ、JR阪和線百舌鳥駅前で、書類や職員証明書が入ったかばんを横に置いたまま寝入り、盗まれた」と説明。だが実際には19日早朝、3駅離れた鳳駅に届けられていた。書類のほか、現金なども残っていたという。

 主査は同日に自分で探したが見つからず、翌20日は朝からゴルフに出掛け、夕方ゴルフ場で上司に打ち明けた。市に届けたのは同日夜だった。