【ワシントン共同】ライス大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は21日、ワシントンで25日に開かれる米中首脳会談を前に講演し、中国発のサイバー攻撃について「米中関係に大きな緊張をもたらしている」と批判した。

 中国が南シナ海で進める施設建設や軍事拠点化に関しても自制を要求。領有権問題で「米国は特定の立場を取らない」ものの、航行の自由を確保して米国の国益を守るため「国際法が認めるあらゆる場所で航行、飛行する」と強調した。

 北朝鮮核問題について、米中両国は「完全かつ検証可能な朝鮮半島の非核化」に向け結束していると表明。