国連人権理事会で演説する沖縄県の翁長雄志知事=21日、スイス・ジュネーブ(共同)
共同通信社

 【ジュネーブ共同】沖縄県の翁長雄志知事は21日午後(日本時間22日未明)、スイス・ジュネーブで開かれている国連人権理事会で演説し、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対を訴えた。沖縄に米軍基地が集中する実態を紹介し「人々は自己決定権や人権をないがしろにされている」と強調。「あらゆる手段で新基地建設を止める覚悟だ」と決意を示した。

 政権との対立が深まる中、沖縄の立場を国際社会に伝え、日米両政府に批判的な世論を喚起する狙いがある。