「食べても痩せ子vs.ダイエットポチャ子」決定的な違いをプロが解説 | ニコニコニュース

美レンジャー

カロリーカットしても運動しても思うように痩せられないのは、もっと基本的なことに原因があるからかもしれません。

管理栄養士の柏原ゆきよさんは、心と体の関係から「まずは食べたら太るという意識を捨ててください。きちんと食べないから太り、またストレスを感じながら食べるから太るのです」と話します。

柏原さんの主宰する食育セミナーは国内はもちろん、海外からもオファーが絶えず人気を集めています。

今回は、同氏の新著『10日間で人生が変わる食べ方「がまん」も「制限」もなく心と体が元氣になる』から、食べても太らない体になる3つのメカニズムをお伝えします。

■1:食べたら太るという不安を捨てる 

「私たちの身体は脳がさまざまな機能をコントロールしています。それゆえ脳が意識したほう、イメージしたほうにより近づきやすくなる、という性質があります」(柏原さん)

食べ物を“太りやすい食べ物”にするか、“体を元気にする幸せな食べ物”にするかは、自分次第ということ。これは脳科学的にも証明されていて、サプリメントの開発では「プラセボ3割」という言葉があります。何も成分が入っていなくても思い込みの力で3割くらいの人に効果が出るという意味です。

つまり何かを食べるとき「太りそうだなあ」ではなく、「おいしい」「幸せ」という気持ちを優先させること。そして元気になるイメージや、痩せてキレイになるイメージを持つとさらに効果的なのです。 

■2:入れるほうより出すほうに意識を向ける 

カロリーなど入れるほうにばかり意識を向けずに、出るほうに意識を向けてみましょう。

「食べる量を減らしても、出さずに溜めこんでいたら重くなります。いっぱい食べてもいっぱい出せば太らない、ということになります」(柏原さん)

食べる量が少ないと、食べたものが押し出されにくくなってしまいます。要するに食べないでいると、出にくい体になるのです。 

■3:太らないためには胃腸の力を鍛える 

「胃腸の状態は太るか太らないかに大きく影響します。胃腸の筋肉を鍛える唯一の方法が“食べる”ということ」(柏原さん)

胃腸の筋トレ効果が高いもの、それは噛む食べ物です。つまり形があるもの。形がある食べ物は消化のときに胃腸をたくさん動かすので、筋トレ効果が高くなります。

かまずに早食いすると、胃腸の働きが悪くなり、筋トレ効果が落ちてしまうので、素材の元の形が残っている食べ物をよく噛んで食べることが大切です。

ハンバーグよりもステーキ、ポタージュよりも野菜がゴロゴロ入ったスープを選ぶのがポイントです。

食べることは脳と繋がっています。脳のメカニズムから見直してみると、心と体が元気になるダイエットができそうですね。

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【参考】

柏原ゆきよ(2015)『10日間で人生が変わる食べ方「がまん」も「制限」もなく心と体が元氣になる』(学研パブリッシング)