【ワシントン共同】米国防総省のクック報道官は22日の記者会見で、中国・山東半島の東約130キロの黄海上空で15日に中国の航空機が米軍の電子偵察機RC135に異常接近し、同機の前方を「危険」な形で横切ったことを明らかにした。同省当局者は、中国機と米軍機の間の距離は約150メートルだったとしている。

 国防総省によると、現場は黄海上空の国際空域。中国軍のJH7戦闘機2機が飛来し、RC135の前をこのうち1機が横切った。米中両政府は25日にワシントンで首脳会談を開くが、これを前に中国側が挑発行為に及んだ可能性がある。