世界各国にある「日本食」とされる飲食店が、ことし7月時点で約8万8650店に上ることが、農林水産省の調査で22日分かった。前回調査の2013年1月時点に比べ1・6倍になった。健康志向を背景にした日本食ブームが、店舗数の大幅な伸びにつながったとみられる。

 地域別では、店舗数が最も多いのはアジアで約4万5300店と1・7倍になった。北米が1・5倍の約2万5100店、欧州は1・9倍の約1万550店だった。

 オセアニアや中東、アフリカなどは店舗の数は少ないものの、2~2・6倍と伸び率は高かった。農水省の担当者は「ここまで増えるとは思っていなかった」と話した。