警察犬の慰霊碑に手を合わせる警視庁の高田浩鑑識課長=23日午前、東京都板橋区
共同通信社

 犯罪捜査や警備に従事した警視庁の警察犬の慰霊祭が23日、東京都板橋区の動物霊園「東京家畜博愛院」で開かれ、担当者ら約40人が参列し、線香を供えた。

 高田浩鑑識課長は「警察犬は現場で一緒に働く仲間。本当にありがとうという気持ちで手を合わせた」と話した。

 今年3月に亡くなったクロータ号は2004年から407回出動し、葛飾区で発生した窃盗事件で、犯人が逃走中に捨てた被害品のカメラを見つけるなど、捜査に貢献した。

 霊園にある慰霊碑には229頭が眠っており、警視庁は1968年から毎年春と秋に慰霊祭を開催している。

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