カフェで外国語レッスンは迷惑か 「大声、節度ない」「温かい目で」 イラッとくる原因に「不公平感」 | ニコニコニュース

カフェでの外国語レッスン、注意するポイントは?
withnews(ウィズニュース)

 カフェで外国語レッスンをするのは迷惑か。そんな問いかけが反響を呼んでいます。大声になりがちなレッスン。たまたま鉢合わせた人からは「うまくもない会話を延々と聞かされる方は、たまったものではない」という声が。一方で「もう少し温かい目で見てあげてもいいのでは」という指摘も。会話の延長のようでもある外国語のレッスン。何を気をつければいいのでしょうか?

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「こちらから席を立つことに…」
 朝日新聞に掲載された「カフェで外国語レッスンは迷惑」(2015年7月19日)という投稿に対して、賛成、反対、それぞれの立場から様々な意見が寄せられました。

 元になった投稿は、カフェでの外国語のレッスンについて「日本語でも大きな声の会話はうんざりするのに、それが外国語レッスンとなると迷惑以外のなにものでもない」と指摘。「『やめてください』と言えず、こちらから席を立つことになる」とし、「一定のマナーというか、節度があってもいいのではないだろうか」と訴えていました。


「気に障ったかも」「大目に見て」
 投稿に対しては、実際にカフェでレッスンをしていた人からは「周囲もざわついているので、迷惑ではないだろうと考えていた」という声が寄せられました。「もしすぐ近くに人が座っていたならば、気に障ったかもしれない。今後はレッスン的な要素を排し、静かな語らいだけにしたいと思う」

 一方で「大目に見て、受け入れようではありませんか」という意見もありました。「日本にやって来る外国のお客様の中には、日本人のようにつつましやかではなく、大声で会話する人もいるかもしれません。そうした人たちにも寛容でありたいと思います」

 また「投稿された方の気持ちは理解できる」とした上で、「なぜ外国語だと、より迷惑になるのだろうか」という指摘も。カフェでは、子どもや、学生グループなど、日本語でもにぎやかな場面もあることを挙げて「こうした声に寛容になれるのであれば、外国語レッスンももう少し温かい目で見てあげてもいいのではないだろうか」と述べていました。


「なぜあいつだけ」不公平感やわらげる工夫を
 カフェでの外国語レッスンが気になってしまうのはなぜなのか。菅原健介・聖心女子大教授(社会心理学)は、「公共空間で人が不快に思うのは、『傍若無人の振る舞い』と映る時。周囲に迷惑がかからぬように皆が自制し合っているのに、『なぜあいつだけ自分勝手なのか』と不公平感を抱くからです」と説明します。

 その上で「大切なのは『周囲に配慮しています』と態度で示すこと。必要に迫られた電車内の通話も、口を手で隠しながら小声で話すと、周囲の受け止め方は違ってきます。カフェでのレッスンも、声を小さくしたり、普通の会話をしているような工夫をしたりすると、周囲の違和感を緩和できるはずです」と指摘。

 「社会的な生き物である人間は、互いに配慮し合って生きる宿命にあります。公共空間で共存するためには、妥協点を探り合う視点が大切です」