羽田空港内の格納庫使用をめぐる贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された国土交通省航空局係長川村竜也容疑者(39)=千葉市稲毛区=が省内で、使用料をたびたび滞納していた贈賄側の業者について「金を用意しており、支払う意思もある」などと説明していたことが24日、捜査関係者への取材で分かった。

 業者に対しては、使用許可打ち切りを避けるための釈明の仕方を助言していたという。警視庁捜査2課は、賄賂の見返りに贈賄側の格納庫運営会社「Wings of Life」が事業を続けられるよう取りはからっていたとみて調べる。

 捜査2課は同日、東京・霞が関の国交省を家宅捜索した。