日経平均終値は498円安、買い材料乏しく軟調に推移 | ニコニコニュース

 24日の日経平均株価は前日比498円38銭安の1万7571円83銭と続落。朝方は国内の連休中にNYダウが390ドル近く下落したことを織り込み、日経平均株価は節目の1万8000円を割り込んだ。その後も買い材料もないまま軟調な動きに終始し、取引時間終盤にも売りがかさんだことで安値引けとなった。

 個別では、アリババ株の下落などが嫌気されたソフトバンクグループ <9984> や、独フォルクスワーゲンでの不正発覚を受けて連想が波及した日本ガイシ <5333> 、テイ・エス テック <7313> などが急落。元社員の不正取引で損益に4億円の影響を見込んだクラボウ <3106> や、今期は一転減益見込みとしたわらべや日洋 <2918> も売られた。

 半面、グループ横断の通販サイトを展開すると伝わったセブン&アイ・ホールディングス <3382> や、大手液晶パネルメーカーからの大口受注があったブイ・テクノロジー <7717> が上昇。タンパク質高発現系技術に関する特許成立を明らかにしたトランスジェニック <2342> も買われた。

 業種別では、機械、非鉄金属、鉄鋼などが下落。一方、小売りは唯一上昇した。(編集担当:松浦直角)