"ファンタスティック・フォー"の岩男はこうしてできた! 製作過程が明らかに | ニコニコニュース

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マーベル最新作『ファンタスティック・フォー』(10月9日公開)の主要キャラクターの1人で、岩の塊のようなビジュアルを持つ"ザ・シング"の製作過程がこのほど、明らかになった。

本作は、『アベンジャーズ』『X-MEN』『スパイダーマン』などを生み出したマーベルが最初に創り上げたヒーローチームの物語。不慮の事故で特殊なパワーを取得した4人の若者が結成した"ファンタスティック・フォー"の活躍を描く。

VFX(ビジュアル・エフェクト)を駆使した革新的映像でも話題の本作において、大量のVFXを監督したのは、アカデミー視覚効果賞受賞経験のあるビジュアル・エフェクト・スーパーバイザーのケヴィン・マック。彼にとって今回の最大の挑戦は、"ファンタスティック・フォー"の一人、身長2m、体重450kgで岩の塊のようなビジュアルを持つザ・シングの映像だったという。

マックは「数台のカメラによるマルチアングルで、ジェイミー・ベルの動きを絶妙な演技のニュアンスまで取り込んだ」と、ザ・シングの製作過程を説明。「ザ・シングの肉体の表面は滑らかではなく、異質の反射性や色、質感を含んだ複雑なもの。動くと、表面はきしんだり、割れる音がして、形状も変える」という複雑な外見のキャラクターを作り上げた。

ザ・シングのVFXは、マックだけでなく、コンセプト・アーティストのキース・クリステンセンも担当。クリステンセンは、40ポンド(18.14キロ)のプラスティリナ粘土を使って、CG画像のベースとなるベンの3分の1の大きさの模型のひな形を作り出した。さらにこれを、ビジュアル・エフェクト・アーティストと『X-MEN:フューチャー&パスト』や『GODZILLAゴジラ』、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を手がけた世界的なビジュアル・エフェクト会社MPC(ムービング・ピクチャー・カンパニー)のチームが協力して、巨大な岩のクリーチャーに変身させたのだ。

"ファンタスティック・フォー"のメンバーは、ザ・シングのほか、ゴムのような伸縮自在の強靭な体を持つ"Mr.ファンタスティック"、透明化する体を持つ"インビジブル・ウーマン"、瞬時に灼熱の炎へ変化させ、空を飛べる体を持つ"ヒューマン・トーチ"。特殊なパワーを手に入れた4人は、その能力にとまどい悩むも、地球へと迫る異次元の脅威に立ち向かっていく。

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