米連邦議会の上下両院合同会議で演説するローマ法王フランシスコ(手前)=24日、ワシントン(ロイター=共同)
共同通信社

 【ワシントン共同】ローマ法王フランシスコ(78)が24日、米連邦議会の上下両院合同会議で演説し「世界は第2次大戦後、前例がない難民危機に直面している」と述べ、難民や移民に対する寛容な姿勢を訴えた。法王が米議会で演説するのは初めて。

 法王はゆっくりとした英語で約50分にわたり演説、より良い生活を目指して先進国へやって来る移民らへの「敵意を持った考え方」を戒めた。また「人間の活動が環境にダメージを与えている」と語り、地球温暖化に対する早急な取り組みが必要だと強調した。