25日、国連サミットで演説するローマ法王フランシスコ=ニューヨーク(AP=共同)
共同通信社

 【ニューヨーク共同】ローマ法王フランシスコ(78)は25日、国連サミットの開幕式で演説し、サミットで採択の「持続可能な開発目標(SDGs)」が社会の発展から取り残された弱者の「排除と不平等」の是正につながることへの期待を表明した。

 法王はSDGs採択について「重要な希望の印」と表明。目標達成のためには「住居、雇用、食料と飲料水、信教と精神の自由、教育の充実」が欠かせない要素と述べ「これらの“柱”が直ちに履行されなければ、国連の存立理念は幻想に終わってしまう」と述べ、加盟国の努力を強く促した。